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139: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 18:49:46.09 ID:sxKuHQ7f0
こんばんは

帰宅したので今日も少しずつ書いて載せていこうと思います

起きたらたくさんレスついてて嬉しかったです

洗脳に関しては、この後更に色濃くなっていきます

重く暗い描写が増えていきますが、それでも良い方、
読んでいただけたら感謝です

短大に進学後からのお話です


彼は、ほとんど仕事に行かなくなっていた。
そして、貯金が全くなく、生活費のために借金をする有様だった。

当時、
「自分の家族(母と妹)を養うために、お金が必要だったから、貯金は出来なかった。
今も、生活していくためには私が借金をしなければならない」
と聞かされていた。

146: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 19:19:46.45 ID:sxKuHQ7f0
まく吉の父は10年以上前に亡くなっているため、稼ぎ頭がまく吉だったという。
実際のところ、まく吉はよい給料を貰っていたし、貯金できないというのはおかしな話だった。

浪費三昧の贅沢な生活をしていたのは間違いないのだけれど、まだ社会経験のなかった私には検討がつかなかった。

147: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 19:21:18.94 ID:sxKuHQ7f0
ただ現状収入が減っている事実に、

「家賃の安いアパートに引っ越したらどうかな?」
「出費を抑えることはできないのかな?」

そんな、家庭に突っ込んだ提案をすることはあった。

だけど、
「母に月これだけ渡さないといけないから無理だ、母は高齢だしお金もかかる」

そう返されては、私にはどうすることもできなかった。

148: 名も無き被検体774号+ 2011/11/19(土) 19:25:19.61 ID:A5kG3jOg0
い話もちょいちょい入れてください><

149: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 19:27:09.50 ID:sxKuHQ7f0
>>148

それが、見事なまでにそういう出来事がなかったのです
まく吉も私も、その面に関しては潔癖すぎるくらいだったのですよ~

期待に添えなくてごめんなさい

150: 名も無き被検体774号+ 2011/11/19(土) 19:29:37.98 ID:A5kG3jOg0
失礼しました、続けてください><

151: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 19:36:10.42 ID:sxKuHQ7f0
お金がなくて、またも借金をしてしまったよ」
「実は、今すでに100万程借りているんだ・・・」

そんな事実を吐露しはじめたまく吉に、
私は焦りを感じていた。

当時借金というと、私の中のイメージでは、
CMにあるような悪徳金融会社しか思い描くことが出来ず、
早く返済しないと、金額が膨れ上がるのでは・・・と思った。

152: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 19:36:28.21 ID:sxKuHQ7f0
「自分ひとりじゃどうにもならないよ・・・もうだめだ」

そうこぼす彼を、私は学生ながらに、支えたいと思った。
そうしてアルバイトを始めて、月に1、2万円ずつだが渡すようになった。

彼は、「悪いよ・・・でも助かる。ありがとう」そう言って受け取っていた。

154: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 19:49:08.43 ID:sxKuHQ7f0
そんな金銭的な問題もあったが、一番の悩みの種は、突然にかかってくる電話だった。
まく吉はしょっちゅう、自殺未遂をほのめかすようになっていた。

明け方も。授業中にも。夜寝る前にも。

私がメールに気づけなかったり、電話に出られないときがあると、
何十通という勢いでメールが来ていた。

155: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 19:49:36.70 ID:sxKuHQ7f0
「なんで電話に出てくれないの?」
「ねえ、電話に出てよ」
「早く来てくれないと死んじゃうよ」

「私が死んでもいいの?早く来てよ」


「今、枕元に首吊り用の縄を用意してるよ」

156: 名も無き被検体774号+ 2011/11/19(土) 19:51:31.61 ID:A5kG3jOg0
ひどい閉塞感があるな とにかく世界が狭い感じが面白い

157: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 19:54:02.97 ID:sxKuHQ7f0
心臓がはねて、背筋が凍った。

私のせいで彼が死んじゃうの?怖いよ・・・
いつしかそんな意識が埋め込まれていた。

慌てて電車に乗ると、彼の家まで駆けつける。
着いたら、まく吉をなだめすかして、眠るまでそばにいて、帰宅する。

そんな日々を送っていた。

158: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 19:57:00.42 ID:sxKuHQ7f0
自殺未遂予告が出るたびに対応していた私だったけれど、ふと、
「授業中、メールに気づかなくたって仕方ないじゃない・・・そんなに言われても、どうしようもできないよ・・・」
とため息をつく時も多かった。

また、私は想像力や感受性が豊かなほうだったので
(影響を受けやすいおばかさんとも言う)、
彼が首吊り用の縄を使って死んでいるシーンなどが脳裏に浮かんでは恐怖におびえていたのだった。

159: 名も無き被検体774号+ 2011/11/19(土) 20:02:14.56 ID:AYcZfAbT0
じじいで10代の子と付き合う奴って、クソが多いな。

162: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 20:12:06.98 ID:sxKuHQ7f0
それはもう、胸がきりきりとする日々だった。
常に緊張の下に晒されていた。

そんなこと、誰にも相談できなかった。

親しかった地元の友達とも、連絡を取ることが少なくなっていた。
短大で新しく出来た友人には、そんな重い話をして引かれるのが怖かった。
両親は、兄の問題にかかりきりだったし、事情を話したら連れ戻されると思い、言えなかった。

進学に当たって、「何かあったら、連れ戻すからな!」そう言われていたから余計に。

163: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 20:20:06.02 ID:sxKuHQ7f0
電話で、彼に子守唄を歌って、寝かしつけた夜。

電話を切った後、携帯をふすまに投げつけて、嗚咽して泣いたこともあった。

顔を涙でぐしゃぐしゃにしながら、

「助けて・・・誰か・・・」そう嘆かずにはいられなかった。


だけど、私にはどうしたらいいのか、分からなかった。
孤独感に押しつぶされそうだった。

165: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 20:30:47.69 ID:sxKuHQ7f0
そんな中で、唯一弱音を吐けるのは、ネットだけだった。
顔も知らない相手に話を聞いてもらう時間が、安らぎになっていた。


彼は、日曜日に、彼自身が立ち上げた宗教サークルに私が来ることも強要した。

私がバイトなどを理由にして拒むと、

「夕子来ないの?じゃあ私も行かない。
いいんだね?リーダーの私が行かなかったら、みんな困るけど」

そういわれて、仕方なく行っていた。

166: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 20:31:23.51 ID:sxKuHQ7f0
彼は、サークル内では、非の打ち所のない体裁の良い男へと変貌した。

堂々とした態度に、説得力のある話し方、サークルメンバーの相談にも根気良く乗っていた。

みんなが彼を慕い、信頼していた。私は冷めた目でそれを見ていた。
彼の仮面をかぶった上面な話なんて、退屈だったしあくびもした。

167: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 20:33:38.39 ID:sxKuHQ7f0
それがサークルメンバーには気に入らなかったのだろう、ある日、一人のおばさんから彼の元にメールがきた。

「夕子さんは、サークルに来てもやる気が見られないし、
きちんと話を聞いてないですよね。どうも幼すぎると思います。

もうちょっと態度を改めるべきじゃないかと思うので、
まく吉さんから注意してもらえませんか」

168: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 20:35:06.73 ID:sxKuHQ7f0
まく吉は、「どうしよう・・・」といいながら、そのメールを私に見せてきた。

私が幼い?どっちが?


サークルに私が行かないと行けないっていうから、辛くても行ってるのに・・・

悲しいやら腹立たしいやらで、気持ちの整理がつかなかった。

169: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 20:39:43.12 ID:sxKuHQ7f0
ちょっと休憩しますー

レスくださったみなさま、ありがとです

170: 名も無き被検体774号+ 2011/11/19(土) 20:42:04.23 ID:GTVQ3kR20
お疲れー
まく吉の精神は子供だな

172: 名も無き被検体774号+ 2011/11/19(土) 20:43:37.60 ID:z5APhhwUO
宗教組織って怖いな

お疲れ様

181: 名も無き被検体774号+ 2011/11/19(土) 21:07:46.98 ID:z5APhhwUO
さあ続きをどうぞ

183: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 21:12:10.35 ID:sxKuHQ7f0
当時の心境を、表したような出来事があった。 

住んでいたアパートは築50年の古い建物で、虫が寄り付いていたので、 
ある日、部屋でバルサンを炊いた。 
その翌日、部屋の中央に、一匹だけ、仰向けになって死んでいる例の虫を見て、最初はただただ不気味だった。 

なぜ真ん中にぽつんと亡骸があるのかな? 

184: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 21:12:28.42 ID:sxKuHQ7f0
よくよく考えると、そこはバルサンを置いた位置。そのバルサンは底の部分がへこんでいて、そこだけ殺虫剤がつかなかったのだ。 

例の虫は苦しみながらも殺虫剤のついてない床へとたどり着き、結局死んだのだった。 

「これは私じゃないかな・・・」 

そんな風に、ふと思ったりもした。 

185: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 21:13:41.57 ID:sxKuHQ7f0
短大1年生の冬ごろ、私はとうとう彼に別れを切り出した。 

後押ししてくれたのは、ネットで相談を聞いてくれたタケさんという人だった。 

「その彼はおかしいよ。別れた方がいい」 

再三言われて、私もなんとか今の状況から脱出したいと決意した。 

186: 名も無き被検体774号+ 2011/11/19(土) 21:16:43.10 ID:KtaZKcTL0
これは期待。 
続きがんばって

188: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 21:19:44.70 ID:sxKuHQ7f0
>>186 

ありがとうございます~ 
亀ですが書ききりたいと思います

187: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 21:19:06.97 ID:sxKuHQ7f0
まく吉は「絶対に嫌だ。私を見捨てるの?」と言った。 

「私と夕子はすでに一つだからね。私は夕子だけを一生愛し続けるからね」と。 

なんと言われても、私も限界に達していたので、無理やり距離を置くことにした。 
ただ自殺だけは避けたかったので、電話もメールも返さなかったけれど、拒否はしなかった。 

190: 名も無き被検体774号+ 2011/11/19(土) 21:20:20.19 ID:z5APhhwUO
別れktkr

194: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 21:25:03.49 ID:sxKuHQ7f0
続きです 

その間、私も久しぶりに学校の友人と気兼ねなく遊んだり、飲み会に参加したりした。 

だけど、表面上の付き合いという感じが強くて、なかなか心を打ち解けることができなかった。 

好意を寄せてくれる男の子もいたけれど、 

「若い男は下心しか持ってないから近づいてはいけない」 

宗教的にそう教えられていた私は、デートに誘われても、どうしても一歩踏み出すことができなかった。 
まく吉とは、そういう関係は持っていなかったから。 

196: 名も無き被検体774号+ 2011/11/19(土) 21:27:03.80 ID:A5kG3jOg0
>>194 
その言葉は何気にそのとおりだなw

195: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 21:26:25.89 ID:sxKuHQ7f0
別れて1週間ほど経った後、彼は50本のバラの花束と十数万する指輪を買って、 
私のアパートに訪ねてきた。 

「頼むから復縁してほしい、夕子がいないとだめなんだよ。 
私が一生愛するのは夕子だけなんだから」 
と懇願された。 

情が動いたけれど、その時は断って門前払いをした。 

彼は、「別れても、私の気持ちは一生変わらない、一生愛し続けてるからね」 
と言って去っていった。 

197: 名も無き被検体774号+ 2011/11/19(土) 21:27:40.23 ID:z5APhhwUO
マジでそいつ怖いわ 

バラの花束とかないわー

204: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 21:44:53.20 ID:sxKuHQ7f0
すみません、続きです 


その後、しばらくして他の男性から告白された。 

それは、ネットで知り合い、まく吉の話を聞いてもらっていた、タケさんだった。 

私は悩んでいた。 

友達経由で知り合った人たちとは違って、彼には私の事情を理解してもらっている。 
他の男性と付き合うのが怖くなっていた私だったけれど、この人なら、と揺れていた。 

そんな頃に、まく吉からの電話が鳴った。 

205: 名も無き被検体774号+ 2011/11/19(土) 21:46:57.11 ID:A5kG3jOg0
タケさんかよw 何か男と女って本当にどうしようもないな

206: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 21:49:58.43 ID:sxKuHQ7f0
>>205 

なんというか、その頃の私はすでに依存症になっていたかもしれませんね 

別れたのはいいものの、一人が耐えられなかったというか 

情けない話です

207: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 21:50:45.68 ID:sxKuHQ7f0
彼は最初、自殺未遂で私を煽り、それでもなびかないのを見ると、こう言った。 

「私達は、2年前、神の前で互いに一生愛し合うと誓ったよね?それを反故にするの? 
それはつまり、神を裏切ることになるけど、それでもいいの?」 

神を裏切る・・・すでに宗教に染まりきった私にとって、それは重罪行為に感じた。 
返事にとまどった私に、まく吉はこう続けた。 

「夕子、正座して聞きなさい。今、神がこう仰せられています。 

夕子よ、あなたは、私との誓いを破るのか。私との誓いを破ることを、私は許そう。 
しかし、それによってあなたの人生が荒んだものとなるのは承知しなさい。 
もう一度聞くが、あなたは私の誓いを裏切るのか?」 

私は、その言葉に口をつぐんだ。とても重みのある言葉に感じた。 

そうして、結局私は、裏切ると言うことが出来なかった。 


私は、まく吉の下に戻っていった。 

209: 名も無き被検体774号+ 2011/11/19(土) 21:52:40.62 ID:A5kG3jOg0
宗教恐ろしいです><

211: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 21:57:26.18 ID:sxKuHQ7f0
そうして、タケさんに電話をして、 
「元彼とよりを戻すことになりました。 
やはり付き合えません、ごめんなさい」と伝えた。 

するとタケさんは、 

「そっか・・・。ごめん、辛すぎる・・・。俺・・死ぬかもしれない」 

と言い出したものだから、私は仰天した。 

213: 名も無き被検体774号+ 2011/11/19(土) 21:58:15.22 ID:z5APhhwUO
あるんだなこういう宗教… 

神のお告げとかワロエナイ

216: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 22:00:16.74 ID:sxKuHQ7f0
頭の中がパニックになったまま、私はとにかく、「死なないで」と言い、 

「とにかく会ってほしい、今一人でいたら、おかしくなりそうだ」 
というタケさんと会うことにした。 

そうこうして、慌てて出かける準備をしている真っ只中に、まく吉から電話があり、 

「今どこにいるの?」 
と言われたので、 

パニック状態に陥っていた私は、 

「今、ある男性のところへ向かっているの」 
とつい口を滑らせてしまった。 


まく吉は発狂した。 

218: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 22:04:38.09 ID:sxKuHQ7f0

彼は、「薬を60錠飲んだよ、助けに来て!早く!」と叫んだ。 

私はますます混乱した。 


まく吉の母からも、 

「あんたが来ないとうちのまく吉が死んじゃう。あんたのせいよ!早く来なさい!」 
と言われた。 

あの時のことを、世間的には修羅場と呼ぶのかな? 

体が2つもない私は相当焦った。私のせいで、人が死ぬかもしれない、 
そう思うと胸が痛くて倒れそうだった。 

222: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 22:11:15.35 ID:sxKuHQ7f0
とりあえずまく吉には母がいるのだから、任せることにして、タケさんの元へ行った。 

理由に納得はしていなかったもの、話し合いの結果、 
タケさんは落ち着いた様子で、 

「わかったよ、なんか来てもらっちゃってごめんね。 
彼氏が心配だろうから、帰りなよ」そう言ってくれた。 

ちなみにまく吉は薬を吐き出して、事なきを得たようだった。 
彼の母には恨み言を言われたけれど。 

225: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 22:21:28.85 ID:sxKuHQ7f0
そうして、再び付き合うようになってから、知ったこと。 

彼はサークル内の女性とまたも親密な関係になっていた。 

その女性(ユミさんとする)に頼まれて、ユミさんの部屋に行って一晩泊まったと聞いたり、彼女が手を握ってきた、など。 

彼の話はいつも、「相手の女性が誘ってきた」という口ぶりだった。 
当時の私は、それでも彼を信じていたので空恐ろしい。 

ただ、性的な面では、彼は潔癖だったので安心していた。 

226: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 22:23:26.83 ID:sxKuHQ7f0
そんな風にして日々が過ぎ、私も相当心を蝕まれていた。 
自分では、ほとんど自覚はなかったけれど。 

気づけば、また季節は巡り、卒業まで半年の時期になっていた。 
私は、そんなまく吉の束縛に対しても、ずいぶん慣れてしまっていた。 

異常という感覚が麻痺していたのだろう。 

231: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 22:32:08.96 ID:sxKuHQ7f0
友達に、ぽろっと、「彼が病んでいるんだ・・・」と伝えたことはあったけれど、 
精神病自体があまり知られてなかったので、特に反対されたり意見を言われることはなかった。 

何より、自分が、幸せだと信じたかったのかもしれない。 

ある日、宗教サークルからの帰ると、まく吉から電話があった。 
「今日、帰り道に、何考えてた?」 

私は、これからの将来どうなるのかな・・・という思いに耽っていたところだった。 

232: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 22:33:37.10 ID:sxKuHQ7f0
「将来のことを考えていたよ。 
卒業後、心理学の専門学校に行くって言ってたけど、 
貯金はまだ貯まってないし、とりあえず実家に戻ってアルバイトでもしようかなって」 

私が行こうと思っていた専門学校は海外の学校だったため、 
9月から新学期が始まる予定だった。 

「そうか、将来のことを考えていたんだね。結婚のことは考えなかった?」 

「うーん・・、まく吉の年齢を考えたら、先に結婚してから専門学校に行く準備をしたほうがいいかな・・・とも思ったよ」 

233: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 22:36:07.08 ID:sxKuHQ7f0
「・・・やっぱりそうか・・・」 

まく吉は意味深な雰囲気で間を取ると、こう言った。 

「実は今日、私達は卒業後結婚すべきだってお告げが来たんだ。夕子にも同じ思いが与えられたみたいだね」 


「え、そうなのかな?でも、そんなことあるのかな?」 

「これは間違いなく啓示だよ。私には分かる。夕子、結婚のこと考えてみてほしい」 

私はその時、まく吉の言葉を完全に信じていた。 
もうこれが運命なのかな、と感じていた。 

今、どん底にいるけれど、これ以上のどん底はないだろう。 
あとは、良くなるだけ・・・そんな期待を抱くようになっていた。 

234: 名も無き被検体774号+ 2011/11/19(土) 22:36:43.37 ID:z5APhhwUO
ま さ か

235: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/19(土) 22:50:17.58 ID:sxKuHQ7f0
そうして後日プロポーズをされ、私は承諾した。 

それまで進学のために貯めていた100万程のお金は、 
ささやかな結婚の費用に当てることに決まった。 

まく吉が会社にあまり行けていないことは、両親も知っていたが、 
そこまで酷い状態だとは思っていなかったのだろう。 

再度、挨拶に来た時、まく吉はパリっとスーツを着こなしていた。 
借金のことは隠して、会社に行けていた頃の年収を提示して、大丈夫だと安心させた。 

結果、4年近くにわたる交際の末の結婚ということで、許しがでた。 

236: 名も無き被検体774号+ 2011/11/19(土) 22:54:26.53 ID:A5kG3jOg0
うう・・夕子ちゃん・・・(´;ω;`)

237: 名も無き被検体774号+ 2011/11/19(土) 22:55:12.74 ID:H2LOXOZe0
なんかこっちがつらい..

238: 名も無き被検体774号+ 2011/11/19(土) 23:01:07.27 ID:z5APhhwUO
まさかケコンしたりしないよな?よな?

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引用元: ・気づいたら洗脳されていた

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